Microsoft Power Platformのライセンス選びは、ビジネスに合わせて選択できるようになっています。しかし、どのプランが最適か迷ってしまうことも多いですよね。
そんなときは、まず自分たちのビジネスの現状や目標を整理しましょう。どんな機能やアプリケーションが必要なのか、どの業務を効率化したいのか、明確にすることが重要です。
各製品のライセンスオプションを比較して、無料プランと有料プランの利点や特徴を見極めましょう。機能や価格を検討して、自分たちに最適なプランを見つけることがポイントです。
Power Platformライセンスの概要
Microsoft Power Platformには、Power Apps、Power Automate、Power Virtual Agents、Power Pages、Power BI、AI Builder、Dataverseなどの製品が含まれます。それぞれの製品に対して異なるプランが用意されています。
ライセンスの比較と選択
Power Apps、Power Automate、Power BI、Power Virtual Agentsのライセンスは、それぞれ異なる機能と価格があります。適切なライセンスを選択するには、あなたのビジネスと予算に合わせて検討することが重要です。
詳しい情報については、Microsoft Power Platform ライセンス ガイドを参照することができます。
Power Apps
Power Appsには、個人のユーザーが利用するアプリ毎にライセンスが必要となるプラン、ユーザーが無制限のアプリを実行するライセンスのプランがあります。
Power Automate
Power Automateは、個人ユーザーがクラウド アプリ、サービス、データを自動化できるユーザーごとのプラン、組織に属する無制限の数の人が、同じフローからアプリを実行できるフローごとのプラン、プレミアム コネクタ で接続したフローをユーザーが実行した場合にのみ支払う従量課金制プランなどがあります。
Power BI
Power BIは、個々のユーザーに最新のセルフサービス分析機能を提供するPower BI Pro、高度な AI によるインサイト取得の促進、ビッグ データのセルフサービス データ準備の導入、エンタープライズ規模のデータ管理とアクセスの簡素化を実現するPower BI Premiumがあります。
Power Virtual Agents
Power Virtual Agentsは、Web サイトやその他のチャンネルにわたってチャットボットを展開するPower Virtual Agentsプランと、Power Virtual Agents プランにセッションを追加するセッション アドオンプランがあります。
無料プランについて
Power Apps、Power Automate、Power BIにはそれぞれ無料プランが用意されています。これらの評価版を使用することで、製品の機能を実際に試すことができます。
Power Appsの開発者プラン
Power Appsには開発者プランが用意されています。開発者プランでは、Power Apps、Power Automate、Microsoft Dataverseを使用してビルドおよびテストするための開発環境を無料で提供しています。これにより、次のことが可能になります。
- フル機能を備えたPower AppsとPower Automate開発ツールが利用可能
- ユーザーと共有して共同作業が可能
- Power Platformコネクタを使用したり、独自のカスタムコネクタを作成したりすることで、あらゆるデータソースに接続
- Dataverseが使用できるとともに、すぐに使用可能な共通テーブルも提供、また独自のデータスキーマを構築可能
ただし、開発者プランは公開前の検証を目的としたアプリの構築とテストに制限されており、アプリを配布して実運用を行う際はPower Appsの価格に関するページからプランを選択する必要があります。
最後に
Microsoft Power Platformのライセンスには、ビジネスに合わせたさまざまなプラン、無料プラン、および開発者プランが提供されていることがわかりますね。
まずは無料プランを試してみて、皆さんが抱えている課題や目標を解決できるかどうかを確認することをおすすめします。
私自身も、Microsoft Power Platformの導入を推進するために社内でチームを結成し、無料の開発者プランの利用から始めました。
この記事が皆さんに役立てば幸いです。
