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【C#入門】ダイアログからの戻り値(DialogResult)を取得する

【C#】

C#でデスクトップアプリケーションを開発する際、モーダルダイアログを効果的に管理するためにはDialogResult列挙型を理解することが重要です。

この記事では、DialogResultが何であるか、そのさまざまな値、そしてWindows Formsアプリケーションでの使用方法について探求します。

DialogResultとは?

DialogResultは、ユーザーがフォームやダイアログをどのように閉じたかを示す列挙型です。

これはWindows Formsアプリケーションで頻繁に使用され、主にフォームやダイアログの終了状態を表します。

DialogResultには以下のような値があります。

  1. None: ダイアログボックスの結果がまだ設定されていないことを示します。
  2. OK: ユーザーが操作を正常に完了したことを示します(例:「OK」ボタンをクリックした場合)。
  3. Cancel: ユーザーが操作をキャンセルしたことを示します(例:「キャンセル」ボタンをクリックした場合)。
  4. Abort: ユーザーが操作を中止したことを示します(通常はエラーの状況で使用されます)。
  5. Retry: ユーザーが操作の再試行を望んでいることを示します。
  6. Ignore: ユーザーが操作を無視することを選択したことを示します。
  7. Yes: ユーザーが肯定的な応答をしたことを示します(例:「はい」を選択した場合)。
  8. No: ユーザーが否定的な応答をしたことを示します(例:「いいえ」を選択した場合)。

これらの値は、フォームやダイアログが閉じられた後、どのようなアクションが取られたかを判断するのに役立ちます。

DialogResultの使用方法

DialogResultは、主にShowDialogメソッドを使用して表示されるモーダルダイアログの結果として返されます。

例えば、メッセージボックスやカスタムダイアログフォームでユーザーの選択に基づいて異なるアクションを実行する際に使用されます。

DialogResult result = MessageBox.Show("メッセージ", "タイトル", MessageBoxButtons.YesNoCancel);

switch (result)
{
    case DialogResult.Yes:
        // 「はい」が選択された場合の処理
        break;
    case DialogResult.No:
        // 「いいえ」が選択された場合の処理
        break;
    case DialogResult.Cancel:
        // 「キャンセル」が選択された場合の処理
        break;
}

また、フォームのDialogResultプロパティを設定することで、特定のボタンがクリックされたときにそのフォームがどのような結果を返すかを指定することもできます。

まとめ

DialogResultは、ユーザーのアクションに基づいて適切な応答を行うために非常に重要です。

これを理解し、適切に使用することで、ユーザーフレンドリーなインタラクションを実現し、アプリケーションの使い勝手を向上させることができます。

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