【C#入門】初心者向け配列の宣言と初期化の基本！

配列はC#プログラミングにおいて基本的なデータ構造の一つであり、固定サイズの同型データを一括で管理するのに非常に便利です。

この記事では、C#における配列の初期化方法に焦点を当て、初心者がこれを理解しやすいように詳細を説明します。

適切な配列の初期化は、エラーを減らし、データ操作を効率化する上で重要な役割を果たします。

配列の宣言と初期化の基本

C#で配列を宣言する方法は複数ありますが、最も一般的な方法は型名に角括弧[]をつけ、新しい配列のサイズを指定することです。

静的な初期化

配列を初期化する最も基本的な方法は、静的にサイズと内容を定義することです。以下は整数配列を静的に初期化する例です：

int[] numbers = new int[5] { 1, 2, 3, 4, 5 };

ここで、配列numbersは5つの整数で初期化されます。配列のサイズを明示的に指定する代わりに、初期化子から自動的にサイズを推定させることもできます：

int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5 };

動的な初期化

配列を宣言した後に、後から各要素を個別に初期化することも可能です。これを動的な初期化と呼びます：

int[] numbers = new int[5];
numbers[0] = 1;
numbers[1] = 2;
numbers[2] = 3;
numbers[3] = 4;
numbers[4] = 5;

この方法は、初期値が実行時に決定される場合や、特定の条件に基づいて各要素を設定する必要がある場合に便利です。

多次元配列の初期化

C#では、2次元以上の多次元配列もサポートされています。多次元配列の宣言と初期化は次のように行います：

int[,] matrix = {
    { 1, 2, 3 },
    { 4, 5, 6 },
    { 7, 8, 9 }
};

この例では、3×3の整数行列が作成されます。各行と列の値がカンマで区切られ、行ごとに新しいブロックで囲まれています。

ジャグ配列（配列の配列）の初期化

ジャグ配列は、各サブ配列が異なる長さを持つことができる配列の配列です。ジャグ配列の初期化は次のように行います：

int[][] jaggedArray = new int[3][];
jaggedArray[0] = new int[] { 1, 2, 3 };
jaggedArray[1] = new int[] { 4, 5 };
jaggedArray[2] = new int[] { 6, 7, 8, 9 };

まとめ

配列の適切な初期化は、C#プログラミングの基礎をなす重要なスキルです。

静的な初期化、動的な初期化、多次元配列、ジャグ配列など、状況に応じた初期化方法を選択することで、プログラムの柔軟性と効率を向上させることができます。

この記事が、C#における配列操作の理解に役立つことを願っています。